再選されたばかりのナポリターノ・イタリア大統領は4月24日、民主党のエンリコ・レッタ前副書記長に組閣要請をした。
レッタ氏はベルルスコーニ前首相率いる中道右派とモンティ首相のグループ市民の選択に連立を打診する。
レッタ氏はイタリア政界では若い46歳。組閣に成功すれば新世代の宰相の誕生となる。
ナポリターノ大統領が選ぶ首相候補の筆頭は、当初ジュリアーノ・アマート元首相だと見られていた。
レッタ氏の名前も挙がっていたが彼は二番手、或いは三番手と言われた。
レッタ氏はベルルスコーニ前首相の右腕と言われたジャンに・レッタ氏の甥にあたる。このあたりの事実がどうもクセ者だと僕には見える。
したたかなベルルスコーニさんは、ナポリターノ大統領をたらし込んで、いわば身内を首相候補に仕立て上げた?
その真相はやがて明るみに出るだろう。
ともあれ今は、連立政権を船出させてイタリア丸を運航するのが、喫緊の課題だから若いレッタ氏の手腕に期待したいと思う。