夏から一気に冬へ。
いつものイタリアの季節変化のイメージ。
10月25日(土曜日)、客人を迎えて庭でBBQ。天気もよく気温も夏の低温がそのまま続いている感じで程好い。日が暮れると少し肌寒いが依然として心地よかった。
翌26日の日曜日は前日に続く好天。むしろ晴れ間は多いくらい。気温も前日程度。
26日深夜から気温がぐんと下がる。27日にはストーブを点ける。一気に冬へ。
そうやって北イタリアは今年も夏から突然冬になった・・
という印象の季節の移ろいが見られた。
僕はいつものこの国の荒々しい季節変動が好きだ。日本のゆるやかな季節の動きとはまた違う魅力がある。
雨が降り続いた冷夏のまっただ中では、早い冬の訪れを思った。しかし、9月になっても、雨は多いものの急激な気温低下はなかった。
10月になると、気温は10月としては高いまま、つまり夏の気温の流れを引き継いだまま、前述の26日~27日まで来た。
そして一気に冬になった。
ミランの本田は本物か、というタイトルでブログを書こうと思ううちに、直近の2試合で彼の活躍がストップ。開幕から7試合での6ゴールはあのシェフチェンコに迫る凄い記録だったのに。
獣トト・リイナが獄中であれこれ呟いていたのは、どうやらナポリターノ大統領のマフィアがらみ証言を見越して、プレッシャーを掛けようとの魂胆からのようだ。塀の中にいても彼がマフィア組織の支配者?
夏以降、イタリア随一の高級紙「CORRIERE DELLA SERA」に安倍政権にまつわるネガティブな印象の記事が多い。中でも写真付きのそれらはインパクトがさらに強い。
安倍首相は、戦後日本が徹底した平和主義の下で築いてきたグローバルな信用と、東日本大震災を経て得た賞賛を、いとも簡単に反故にしようとしている。いや、もう反故にしてしまったかもしれない。
嫌韓や反中国の日本の世論は、2国が反日だからそれに反発して形成されたものではない。靖国参拝に代表される安倍首相のナショナリスト的言動と、石原慎太郎氏を始めとするその周囲の民族主義者たちの同様の言動が、少し収まりつつあった中韓の反日の激情を呼び覚まし、それに日本国民が反応している、というのが真相だ。
中韓のみに怒りや苛立ちや反感を募らせて、従って中韓しか眼中になく、ほとんど世界を見ていない石原慎太郎さん的「引き籠りの暴力愛好家」たちは、世界が彼らをどう見ているかを知るべきである。
そのヒントが、最近の「CORRIERE DELLA SERA」紙にいっぱいに詰まっている。また欧米各国の、特に英語圏のメディアの記事や言論にも。