FIFA(国際サッカー連盟)のインファンティーノ会長は、 トランプ大統領に謎の平和賞を送り、同じ大統領に忖度して米国選手の出場停止を白紙に戻す、などの破廉恥行為を行って大きな批判を浴びた。
彼はその後さらに、トランプ氏の娘婿の弟が率いる投資ファンドと結託して、W杯の商業権利を売却しようとも画策。
それに対するブーイングが高まると、計画を撤回するなどしたトンデモ男である。
FIFA会長の権力への過激な阿諛も、金の亡者振りも不快だが、僕は個人的に彼がW杯出場チーム数を48に増やし、さらに64に拡大する画策をしていることにも強い違和感を覚える。
彼は出場枠拡大の理由を、世界中すべての国に出場権という夢と育成の機会を与える、と強弁するがフェイクニュースよりもフェイクなプロパガンダだ。
なぜなら世界中のすべての国は、それぞれの地域で予選を介して大会に参加している。
あたかも勝ち進んだものだけが出場しているような印象操作をするのは、彼が規模拡大でFIFAや加盟協会への分配金や収益性を高めたい本音を隠す意図があるからだ。
出場枠を拡大するのはワインに水を加えて量を嵩上げするようなものだ。ワインの質はガタ落ちして品質を損なう。サッカーの弱小国が奇妙な制度トリックで本大会に出るのはつまらない。
その意味でも僕は、インファンティーノ会長の退任を期待する。金儲けを第一に大会運営を考えたがる彼は、明らかにサッカーの喜びを知らない男だ。

