400pic南畝ヒキ肥料込み


2016年11月末現在、僕の菜園には冬を越すカリフラワーやキャベツなどと共に、大根、ネギ、ラディッキオ(チコリの一種・菊苦菜)、さらに夏野菜のフダン草やルコラ(ロケットサラダ・ハーブの一種)などがまだ結構残っていた。

そのうちのネギとラディッキオを残して全てを刈り取った。

200へ400picラディッキオ・チコーラ→春、庭造りの際に菜園の一部に入れてもらった土が、水はけほとんどゼロの粘土質で野菜作りには適さない。

そこで深さ10センチ~15センチを入れ替えてもらうことにした。それで入れ替え部分の作物を全て取り込んだのである。

今年は、たとえばトマトやピーマンやナスなどは、普通に寿命が来て9月末頃にはすっかり枯れ果てた。

が、前述のラディッキオやルコラやフダン草などはまだしっかりと芽生え育っていた。200へ400picズッキーニ花一輪→

ズッキーニもほとんど枯れたが、まだ花が咲いたりする茎があったので、その部分は11月半ば頃まで生かしておいたりした。

花はさすがにうまく結実し成長することはなかった。

こう書いている今日は2016年12月2日の金曜日である。少し前までならあり得ない話。

200へ400picネギ→11月といえば菜園の作物は冬野菜以外は全て枯れて、土もかちかちに凍る手前の時間だった。

気候変動は「熱」に向かって確実に時を刻んでいる。

渡り鳥は渡らなくなり、冬でも蚊や昆虫が舞い飛ぶ。渡り鳥はそれらを食べることができるので餌に困らなくなり、渡らなくなったのだという。

大雨が降ったり暴風が吹き付けたりと異変が多い。でも、異変はもはや頻繁すぎて異変とは言えないのではないか。200へ400picコステ→

非日常が日常になりつあるのが今の気候のあり方だが、普段は温暖化で暑いと思っているのに寒い年があったり、冷夏さえも出現して頭が混乱する。

しかし、菜園では混乱がない。前述したように気候変動は確実に「熱」に向かっている。

だから野菜の寿命が長いのだ。あるいは野菜を枯らす寒さの到来が遅いのだ。

ありdaikon better 400pic→200へ奥行き季節はその部分では混乱しない。いや、野菜たちが、空気が確実に暖かくなっていることを知っていて、いつまでも枯れない、と言うべきか。

地球規模で考える温暖化は悪い兆候ばかりが目立つ。しかし、僕の菜園に関する限り、温暖化は楽しい。

美味しい野菜が12月に入ってもまだ収穫できたりするのだから。

ちなみに僕の菜園は完全なるオーガニック、有機栽培。なので雑草や害虫やカタツムリ類も大変。200picチビキャベツ2個400→



しかし、作物の味は大量生産のものとは違って、コクがあり、かつ実に美味い。


200へ400picラディッキオ・チコーラUP→

よくオーガニックが美味いと感じるのは錯覚、と言う人がいるけれど、彼らはきっと自分で作ることはおろか、本物の有機栽培野菜を食べたことさえないのだと思う。

でなければ、味覚がちょっとサビれてしまっているのかも。