キャンペ女性切り取り


2020年6月27日現在、イタリアの累計感染者数は24万人を超えた。だがそこから回復者数と死亡者数を引いた実質感染者数は16836人。

イメージが湧きやすいように敢えて言えば、イタリアの今日現在のコロナ感染者数は日本の累計感染者数18409人より約1500人も少ない。

世界一のコロナ感染地獄国と化したイタリアが、人々の恐怖と不安と悲鳴と絶望に埋め尽くされていた、一時期の悲惨な状況からは考えられないような改善である。

そのトレンドを確認するかのように、6月27日の死亡者数は8人とコロナ禍が本格化して以来初の一桁台になった。

また集中医療室患者数は97人、とこちらも初の2桁台。新記録である。なお感染拡大時には1日あたりの最大死者数は919人、 集中医療室患者数は4068人にものぼっていた。

イタリアの新型コロナ惨禍は間違いなくいったん落ち着きつつある。だがそれはあくまでも「いったん」だ。先行きは全く見えない。

数字が目覚しい改善を見せた一方で、南部イタリアのナポリ県を含む全国の10の地域であらたに集団感染が発生した。

また夏を迎えほとんどのロックダウン規制が解除されて、国中の至るところで対人距離の確保はおろかマスクさえ付けない人々が、密集し歓談し遊びほうける様子がひんぱんに見られる。

今の状況では、コロナウイルスが奇跡的に且つ自然に消滅でもしない限り、秋から冬にかけて感染流行の第2波、第3波が襲い掛かるのは必定と見える。

そうした状況はイタリアに限ったものではなく、スペインでもフランスでもそしてイギリスでも見られ、心ある人々を戦慄させている。

僕はそろそろ次のロックダウンに備えた動きを始めようかと考えている。ロックダウンには至らなくとも、大きな規制をかけなければ収まらない事態が必ず来る、と思うから。

同時に英オックスフォード大学とイタリアの製薬会社が組んで開発している新型コロナワクチンが、噂通り年内に完成することを期待しつつ。

ワクチンは予定通りならイタリアでもすぐに入手可能になる。そうなればロックダウンも必要なくなるかもしれない、と楽観もしながら。。



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