650霧のぶどう園と道路

イタリアのコロナ感染者数は12月23日~25日にかけて3日連続で過去最悪を記録した。

その数字は英独仏ほかの国々に比べると低かったが、パンデミックの初っぱなで医療崩壊を含むコロナ地獄を経験しているイタリアは、敏感に反応して年末年始の規制強化策を導入した。

12月23日のことである。

僕はその策は生ぬるいと感じた。ワクチン未接種を厳しくロックダウンすると同時に全体的な規制も強めるべき、と考えていた。

だがどうやら僕は間違っていたようだ。

僕は濃厚接触者への隔離策が厳しすぎるという点を見逃していたのだ。

現在の抑制策は、濃厚接触者がワクチンを接種済みなら7日間、未接種なら10日間、自主隔離するというものだ。

だがそれでは2週間以内に全国で500万人から1000万人が自主隔離を迫られることになる。

緩和策が取られなければ国全体がたちまち麻痺する事態に陥りかねない。

多くの専門家がそう指摘している。

ワクチン接種を済ませている者の隔離を減らし、逆にワクチン未接種者への規制を強化するべき、という強い意見もそこかしこから上がっている。

僕もそれに賛成だ。

イタリアの一日あたりの感染者数は、12月25日の54762人をピークに下降線をたどろうとしているようにも見える。

12月31日まで屋外での集会やイベントが禁止されることを考えれば、その傾向は続くのだろうが油断はむろん禁物だ。

少し油断をすれば、基本的に規則や法律に始まるあらゆる「縛り」が嫌いなイタリア国民は、自由奔放、やりたい放題に動いて、すぐに感染爆発がやって来かねない。




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