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イタリアのメローに政権が、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する、と中国に伝えた。

イタリアが今年末までに離脱しない限り、協定は2024年3月に自動更新される予定だった。

イタリアは2019年から、G7構成国のうちで唯一「一帯一路」に参画していた。

イタリアが構想に参加する旨の覚書を交わしたのは、当時連立政権を担っていた赤い政治勢力のうち、中国べったりの五つ星運動と同党の現党首のコンテ首相らがゴリ押ししたからである。

その頃は野党党首だったジョルジャ・メローニ首相は、中国との連携に強く反対していた。

「一帯一路」は、中国政府による政治的影響力拡大の試みであり、ローマにとっての利益は限られている、というのが彼女の主張だった。

メローニ氏が首相の座に就くと同時に、「一帯一路」からのイタリアの離脱が現実味を帯びた。

だが彼女は、「一帯一路」を否定すれば中国の報復もあり得ると考えて、慎重に離脱への地慣らしを進めてきた。

9月にデリーで行われたG20サミットで、「ローマプロジェクトから離脱しても中国との関係を損なうことはない」と語ったことなども、中国を刺激しないための彼女の気遣いだった。

アッパレ、ジョルジャ・メローニ!



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