墓地見下ろし枠なし800

パリにいる。ロンドンの学生時代に一度訪れ、その後仕事で何度か訪ねた。最後は20年近くも前のことになる。

5年前、大火事でファサードを除く大部分を失ったノートルダム大聖堂も訪ねた。火事の様子を僕はBBCの生放送でえんえんと見た。

ことし末には終わるとされる修復工事は、中々のスペクタクルである。ファサードの2塔の前には観覧席が設置され、多くの観光客が座って寺院正面と工事の様子を眺めている。

7月に行われるパリ五輪の開会式はセーヌ川で行われるが、テロを警戒して半ば秘密裡に進められているともされる。

もしかすると、大聖堂の修復工事の模様も見せつつ開催、ということもあるかもしれない。観覧席に群がる観光客を見ての連想だが、フランスの、そしてパリの威信をかけて進められている大修復工事は見ごたえがある。

開会式会場の一部になってもおかしくないと感じた。

宿泊先ホテルからはモンマルトル墓地が見下ろせる。墓地は史跡とも呼べる場所。観光コースにもなっている。

大小の趣のある墓や墓標また墓碑などが見える。緑が深い。

パリは墓地の整理が早くから進んだ街。ナポレオンが推進した。彼はイタリアに侵攻したときそこの墓地の整理も命令した。おかげでイタリアでも衛生的で見栄えのいい墓地が多く作られた。




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