トラプーキンペー抱き合い絵650

世界の主要国のリーダーたちの北京詣(もう)でが続いている。

昨年12月の仏マクロン大統領、ことし1月には加のカーニー首相と英スタマー首相。また今月は独メルツ首相が習近平主席のご機嫌伺いに北京に降り立つ。

彼らは誰もが、中国との経済連携を強めるのが訪問の目的、と主張する。だが本音は、同盟国アメリカのトランプ大統領が、欧州に敵対する動きを続けていることを受けてのリスク分散の動きだ。

欧州にとって中国との経済関係はむろん重要だが、今このときは彼ら首脳は、安全保障上の不安に突き動かされて中国に接近しているのである。

それらの国々は中国を全面的に信頼しているわけではない。

中国の習主席ひとり勝ちの一党独裁体制、言論弾圧、人権侵害、海洋覇権主義、 一帯一路の「債務の罠」政策、戦狼外交の疎ましさ、等々に対する欧米の不信感は根強い。

一方で彼らはトランプ大統領が、習主席にも似た独裁的な権力を振るいつつ、長年の盟友共同体である欧州を軽視、さらには敵視さえする政策を進めることに強い危機感を抱いている。

そのため彼らは、トランプ大統領と不仲の中国に接近しているのだ。敵の敵は味方という構図である。

ところが、そんな折りも折り、トランプ大統領自身も4月に中国を訪問する。

予測不可能というよりも、行き当たりばったりが得意の トランプ大統領は、中国を敵視しながら共存を模索する振りもする。

トランプ独断専行大統領を阻止したいなら、彼を害する以外に道はない。では誰がそれをやる?

習近平の中国か?プーチンのロシアか?はたまたアメリカ抜きのNATOか?

どれも無理だ。アメリカは今この時点では、世界最強&最恐の軍隊を持つ国であり、トランプ大統領はその絶対的な支配者だ。逆立ちしても誰も勝てない。

かろうじてその能力があるのはCIAだろうが、CIAもトランプ大統領の手の内の者だから難しい。彼らが下克上革命を遂行すると決断した場合だけ、あるいは可能かもしれないが。

高市首相はトランプ大統領との友好関係は保ちつつ、中国ともしっかり意思疎通ができる環境を整えるべきだ。

自身の思惑がどうであれ一国のトップになった以上、首相は在野での極端な主張は矛に収めて、現実路線に切り替えるべきだ。

それが経済を停滞させることなく回し続け且つ戦争を回避する最善の方策である。

戦争さえしなければ、今ファシスト気合で盛り上がっている全国の若者は生き残り、そのうちには高市首相のフェイク実像にも気づくだろう。

その後日本が第2次大戦を」総括し、まともな国に生まれ変わるかどうかは分からない。

だが国が存続する限り、希望は死なない。



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