5月16日、イタリア北部のモデナ市で車が歩行者に突っ込み、8人が重軽傷を負った。被害者の一人の女性は事件後に両足を切断される悲劇に見舞われた。
事件の容疑者、サリム・エル・クゥドリはモロッコにルーツを持つ移民2世で「統合失調質パーソナリティ障害」 を患っていることが明らかになった。
モデナの検察当局は被告に対し、人種差別的動機やテロ行為を量刑加重事由として訴追しない とした。
イタリアにも他の欧州国で頻発する本格的な過激派のテロが伝播かと懸念されたが、容疑者と過激派組織とのつながりはないと判明した。
副首相兼運輸大臣のマッテオ・サルヴィーニ同盟党首は、クゥドリ容疑者がイタリア国民であるにもかかわらず、ルーツがモロッコという彼の出自を取り上げて、襲撃事件を移民問題と結びつけ、「(移民)二世犯罪者」だと非難している。
サルヴィーニ副首相はメローニ首相と同様に右派の政治家。彼が率いる同盟はこれまたメローニ首相率いるイタリアの同胞と同じく極右政党である。
彼はかねてからイタリア首相になることを夢見ているが、今回のように移民排撃また差別感情が激しく、そのあたりがメローニ首相とは違って器が小さいという見方が強い。
