
イングランドはアルゼンチンに負けた。ベリンガムがファンタジスタではないからである。
ファンタジスタは自らがゴールを決めない、あるいは決められないときはゴールをアシストし、ゲームを組み立て、相手ディフェンダーを引き付けてかく乱し、味方のためにプレースペースを作り出す。
メッシはそれをやりベリンガムはやらなかった。いや、できなかった。だからイングランドは負けた。
サッカーをひたすらスポーツと見なすイングランドは剛である。
サッカーを遊びあるいはゲームと見なすアルゼンチン、スペイン、フランス、ブラジル、イタリア、ポルトガルなどは柔である。
そして柔よく剛を制するのが、ファンタジスタ・サッカーの真髄なのである。
昔一度だけ優勝したイングランドは、ラテンサッカーを学びファンタジスタを育てない限り、W杯での2度目の栄光は決してやって来ないだろう。