9条焼く横長594

被災地訪問でも味噌をつけたという反高市派と、飽くまでも彼女の動きを称賛したいネトウヨヘイト系“高市命”陣営のバトルが絶えない。

が、そもそも被災者を見舞って批判されること自体が、高市首相の不徳を如実に示しているのではないか。

僕は彼女の重ねた、さらなる不徳にも目を奪われている。

先日来、ジャーナリストの田原総一朗氏が、若かりし頃の高市首相に「無知だ、議員を辞めろ」という趣旨の罵詈を投げつける映像が、ネット上で盛んに躍っている。

満州事変から太平洋戦争に至る日本の侵略行為を、「自衛のための戦争」と主張する高市氏に腹を立てた田原氏が声を荒げる場面だ。

高市首相は議員1年生の頃、当時の村山首相に戦争被害国に勝手に謝るなと迫ったり、 私は戦争の当事者世代ではないから反省しないし、反省を求められるいわれもない、と述べるなどした。

彼女は根っからのファシスト風民族主義者であり救い難い歴史修正主義者なのである。

従って彼女を含む日本極右十八番の、“侵略ではなく自衛のための戦争だった”や“アジア解放闘争だった”などというと詭弁は少しも目新しいものではない。

目を瞠らずにはいられないのが、そこでの高市氏のリアクションだ。

彼女は田原氏に罵倒されながら小首を傾げ、目をパチクリさせ、瞬きを繰り返すなどしてぶりっ子全開モードで田原氏に対するのである。

僕は高市首相誕生以来、日本初の女性首相を必要以上に女性という属性を強調してフィルターにかけ、語ることを避ける努力をしてきた。秘めた女性差別の現れと捉えられかねないからだ。

そうすることは彼女の品性が例えいかなるものであれ、日本初の女性首相となった人物を強く尊重することでもあった。

だが彼女は、僕の密かな努力には全く値しない人間であることがそこでは明らかになった。

田原氏は上から目線で高市氏を罵倒している。彼女は女性で、若く、確かに少し勉強不足のように見える。だからと言って田原氏や彼の同僚ジャーナリストが、上から目線で高市氏を罵倒することは当たらない。

田原氏側の苛立ちは僕のそれでもあるのだが、しかし、上から目線の悪口雑言はまともな議論とは言い難い。

ところが高市氏はそのことに怒らない。怒らないのは彼女が田原氏らの侮辱の本質に全く気付いていないからだ。

怒るどころか彼女は、既述のように目をパチクリ開けたり瞬きを繰り返して、無邪気な愛くるしい女性あるいは可憐無知な可愛い妹役を演じて恥じないのだ。

その絵は残念ながらある種の日本人女性の、すさまじいばかりの蒙昧パープリンぶりを象徴している。

高市氏は歴史修正主義論に絡めとられた愚者であるばかりではなく、男に理不尽に見下されてもヘラヘラ諂笑 しているだけの前近代的な未開人女性であることを図らずも全身で告白している。

それだけでも批判されるべきだが、彼女は加えて、そこらに転がっているネトウヨヘイト系のファシストらと何も変わらない反動右翼であることで、いよいよ日本の敵、即ち反日の危険人物であることが明らかになる。

高市早苗こと虚言癖倶楽部代表幹事の主体は確信犯的な歴史修正主義であり、天皇制ファシズム容認であり、戦前戦中への回帰願望などという恐るべき超国家主義体質だ。

不気味、という以外には言葉がない。




facebook:masanorinakasone