【テレビ屋】なかそね則のイタリア通信

方程式【もしかして(日本+イタリ ア)÷2=理想郷?】の解読法を探しています。

環境問題

中国ゴミは不合理ながら島の未来を救うかもしれない

三ツ瀬ごみ浜UP650

南西諸島に中国ルーツのプラスチックゴミが押し寄せるのは、海流と季節風の影響が大きい。

ゴミは黒潮によって島々の近海に運ばれ、冬場の季節風によって海岸に打ち上げられる。

それは沖縄から北海道まで全国共通のメカニズムだが、南の島々のゴミは陸地が小さい分だけ目立ちやすい。

島々のプラスチックゴミは中国起源ミがほとんどだ。だが公平を期して言うと、膨大なプラスチックゴミを生み出しているのは日本も、また欧米等も同じである。

のみならず世界中の国が多かれ少なかれプラスチックゴミを生み出してしている。

中国は世界最大の海洋プラスチックごみ排出国と見られていて、国を挙げての処理施設の貧困に加え、ポイ捨てなども多い。また意図的な海洋投棄も行われているとされる。

そうはいうものの、しかし、太平洋上に漂う日本の国土面積の4倍もの広大なゴミの塊り、いわゆる太平洋ゴミベルトを調べると、製造国が分かったもののうちでは日本製が最も多かったという統計もある。

東日本大震災によって日本製の大量のプラスチックゴミが押し流されたという事情もあるが、日本もプラスチックゴミ排出の最大の犯人の一であることに変わりはない。

ゴミの放棄は言語道断だが、それの元になるペットボトルを始めとするプラスチック製品の使用を、ドラスティックに減らすことが求められるのは言うまでもない。

島だけに関して言えば、僕は個人的に自己チューな思いも抱いている。

つまり美しいビーチに押し寄せる膨大な中国ゴミを、わざとそのまま放置するのだ。

するとその醜さと苛立ちが、もしかすると観光客の増大を抑え、島を昔ながらの静かな環境に保つのではないか、と考えたりするのだ。

島に住む人々は、観光客を誘致して仕事を得たい、豊かになりたい、と切実に願っている。

僕の考え方は彼らに憎まれるだろう。

だが、イタリアの大観光地や京都をはじめとする日本の有名観光地のオーバーツーリズムの惨憺たる状況を見るにつけ、無節操な観光客誘致には懐疑的にならざるを得ないのである。



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台湾有事などなくても島々はとっくに存立危機事態に陥っている

美浜+ゴミヒキ650

沖縄の離島にいる。2月末日の今日は、冬ながら春めいている。

というか、寒くはなく、かと言って暖かいと表現するには涼し過ぎる気候。

要するにもはや春なのである。

イタリアで、冬の間じゅう悩まされる、足指のしもやけもすっかり消えた。

もっともしもやけは、ミラノから東京に着いたとたんに軽減し数日で楽になる。東京の冬はミラノよりもはるかに暖かいのである。

昨年も同じ生まれ故郷の島にいた。ことしよりひと月遅い3月の末だったが、去年のほうが寒かった。

島では連日浜に出る。

島の海岸線は、目に眩しい真っ白なビーチと、波に浸食された個性的な岩峰が混在する独特の景観である。いつ見ても美しい。

ところがその美しい砂浜や岸壁の連なりは、中国から襲ってくるおびただしい量のプラスチックゴミによって激しく損なわれている。

近隣の島では、漂着したペットボトルやポリタンクや漁具や発砲スチロール等々のプラスチックゴミのうち、約8割が中国製という検証もある。

だが、僕が島で目視した限りでは、9割9分が中国製という印象だ。

島では住民が総出で清掃をするが、膨大な量のゴミが漂着するので追いつかない。「焼け石に水」状態である。

最近は僕の生まれた島を含む小さな離島にも、ユーチューバーが上陸して島を探索する。

彼らの投稿をイタリアで見た僕は、質朴平穏な島の自然や文化がオーバーツーリズムに急襲されるのではないか、と密かに危惧している。

それというのも彼らは、砂浜や海岸を埋め尽くしている醜悪なゴミの山から目を逸らして、美しい景色のみを切り撮っては映像を作り投稿している。

うず高く積もっているゴミの山も正面から撮影して、問題提起をしてほしいと願わずにはいられないのである。



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燃える欧州、渇くイタリア

半枯れトウモロコシ

欧州はことしは6月から熱波に見舞われた。

フランス、スペイン、ポルトガルなどでは記録的な猛暑が続き、山火事が相次いだ。それは昨年のイタリア南部の状況によく似ていた。

昨年、イタリアでは熱波で気温が上がり、シチリア島ではヨーロッパで過去最高となる48、8℃が観測された。それに合わせて山火事も頻発した。

ことしのイタリアは北部で干ばつが起きた。冬の間もその後もほとんど雨が降らず、川や湖が干上がって農業用水が確保できなくなった。

イタリア最強の大河ポーでさえ至るところで枯渇し、そこを灌漑のよすがにする広大な農業地帯の作物が枯れた。イタリア以外の欧州の国々の多くも同じような被害を被っている。

そんな中、さらなる驚きがやってきた。北国のイギリスで7月、気温がついに40℃を超えたのだ。それは昨年、イタリア南部で気温が48、8℃まで上がった時と同じくらいの大きなニュースになった。

北イタリアの干ばつは8月の雨で一部解消された。だが雨は各地で集中豪雨となり、それ自体が被害をもたらした。まさに異常気象である。

世界の気温は産業革命を機に約1、1度上昇してきた。

増加幅は年々大きくなって、1970年から現在までの気温は過去2000年間でも例のない異様な速度で上がっているとされる。

COP(気候変動枠組条約締約国会議) では、今後の世界の気温上昇を、1、5度までに抑える目標が立てられた。だが、各国の欲と思惑と術数が複雑にからんで達成は難しそうだ。

パリ協定を離脱した政治的放火魔トランプ前大統領や独裁者のプーチン大統領、ラスボス習近平主席、また彼らに追随する世界中の多くの唯我独尊指導者らが幅を利かせる限り、地球はますます熱を帯びて耐えがたくなっていくのではないか。

異常気象が続けばそれが当たり前になってもはや異常とは呼べない。

僕らはもしかすると異常が通常になって、通常が異常になる過程を生きているのかもしれない。

だが、もっとよく考えてみると、気象の異常とはつまり支離滅裂ということだから、やはりそれを尋常とは規定できないだろう。

異常気象はどこまで行っても異常気象なのだ。

ただわれわれ人間も動物も植物も、要するに自然の全てが、きっと異常気象に順応していく。

むろんある程度の犠牲や、混乱や、痛みはあるだろう。でも異常気象に慣れてなんとか生き延びるのだ。歴史はいつもそうやって作られてきた。

幸いなことに人も自然も世界も、しぶとい。

・・という見方が正しかった、と将来われわれが確認できるようなら万々歳だ。

しかし、そうはならない最悪の事態がやって来る可能性も高い。

だからやっぱり今、異常を正常に戻す努力を懸命にしたほうがいい。




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2014 爆雨の夏



イタリアは雨また雨+低温の夏が続いている。

8月の今でも夜は寒い日が多い。

リゾート地は海も山も川も湖もどこもかしこも閑古鳥の群れが泣き叫び、ビーチも土産物屋もレストランも収入がガタ落ち。

結果、仕事にあぶれる者も続出。

イタリアはただでも財政危機で大きな不況に見舞われている。

バカンス関連ビジネスの不振は泣き面に鉢だ。

海や山の歓楽施設や飲食店などは9月の晴天に大きな期待をかけている。

が、見通しはあまり良くない。

このまま季節が移ろえば10月どころか9月にもストーブを点火する家庭が多く出そうな勢い。

日本も広島の不幸を筆頭に大雨の被害が大変だと聞いている。ここイタリアの今夏の降雨も記録破りである。

そうしたおかしな気候を目の当たりにすると、異常気象という言葉はもはや正しくないような気さえしてくる。

僕らはもしかすると異常が通常になって、通常が異常になる過程を生きているのかもしれない。

爆雨の夏で得をしたのは僕の小さな菜園と、

無許可の路上傘売り屋と、

日焼けサロンと、

連日の雨で自宅待機を余儀なくされた人々が群がるIKEAの日曜大工コーナーと、

街中の映画館と美術館など、など。。。

でもそれらは、リゾート地のバカンスビジネスが蒙(こうむ)った大きな損失に比べると、もちろんささやかすぎる程ささやかなゲインに過ぎない・・・


忙中の記



異常気象とまで言われた暑い旱魃の夏のあと、再び異常な降雨と洪水をへて、イタリアは「普通に」冬になった。

 

日ごとに寒さが厳しくなっていく。

11月18日、日曜日。

木の下の白いポツン・・



カテリーナ2012年11月18日 004


カテリーナも寒さに参ったよう。


 カテリーナ2012年11月18日 018①


ブドウ園から庭先に入り込んで一日中じっとしていた。


カテリーナ2012年11月18日 022眠り

 

寒さがさらに厳しくなれば、人もメディアもまたまた「異常気象」と言い出すだろう。

 

ペルーの話の続き、同性愛者の話の続き、などを書きたいが例によって時間がない。

 

ペルーで撮影したビデオの編集が終わり次第書くつもりだが・・

 

写真はこうやって文章を端折るときに便利だ(笑)。

 

ペルーの写真がたくさんあるが、ブログに貼り付けようかどうか迷っている。

 

文章を書きたくないときに貼り付ければいいか(笑)・・などと考えつつ。

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